暑さ寒さも彼岸までという言葉がありますが、日々暖かい日差しのもとで草木も美しく花開き、まさに「百花繚乱」となっています。それをイメージして、花をいけてみました。
（花材）桜、れんきょう、こてまり、スターチス
（花器）染付花器
（花型）自由花
お彼岸も間近になり、庭の山茱萸の花も黄金色に咲きはじめました。格調高い「四海波」の銅器で、「生花正風体」の花形で生けてみました。花材に曲線の美しい見せ場があり、「上段流し」の技法で生けました。
（花材）山茱萸（さんしゅゆ）
（花器）銅器（四海波）
（花型）生花正風体（一種生け）
原産地は中国中部。今から700年前に、日本で観賞用として栽培されました。我国では、六月に入って梅干しとして親しまれています。
紅梅は実をつけません。盆栽として、利用されます。
（花材）紅梅
（花器）末広
（花型）生花
寒さも去り、ようやく温かくなりつつあります。野山の草木は眠りから覚め、木々は芽を吹き花を咲かせる時季は、もうすぐそこまで来ています。そうした生き物の目覚めを感じる作品にしました。
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（花材）南天、赤柳、カラー
（花器）銅器
（花型）生花
春の花がいっせいに咲き誇る季節を、迎えようとしています。生きる力を、いっぱいにためこんだ木蓮と常緑樹の椿をそえて、春に向かっての力強さを生けてみました。
もうすぐ、新しい門出が始まります。
（花材）木蓮、椿
（花器）交路花入
（花型）投げ入れ
卒業、入学おめでとうございます。
松桜でもって、お祝いする気持ちをあらわし、若松・アイリスのごとくすくすくのびる若人に、可愛らしい小学生を、椿で表現しました。
（花材）松桜、アイリス、椿、若松、いぶきしだれ、柳、小菊、タマシダ
（花器）広口花器
（花型）立花
今年の節分は、大寒波にみまわれる日々が続き、立春を迎えても凍りつく寒さの中咲こうとする花、蝋梅とレンギョウで春を表現してみました。
（花材）松、伊吹、レンギョウ、中輪菊、蝋梅、外
（花器）銅器
（花型）立華
万年青（オモト）は、一年中枯れる事なく咲き、青い葉を出し続け、冬になると鮮やかな紅色の実をつけます。実が熟して子孫を繁栄させるという事で、祝儀花の一つとされます。厳冬の中、凛と立つ姿に活けあげました。
（花材）万年青（オモト）
（花器）楕円水盤
（花型）生花（七五三のいけ方）
