9月23日~9月28日華道ギャラリー
池坊(岐阜)/小島 三保
記録的な猛暑のこの夏。暑さには強いはずの熱帯植物も、悲鳴をあげているようです。
さあ、もうそろそろ秋へバトンタッチしましょう。
(花材)オーガスタ・蔓梅擬・ミニアンスリューム
(花器)深鉢
(花型)生花新風体
記録的な猛暑のこの夏。暑さには強いはずの熱帯植物も、悲鳴をあげているようです。
さあ、もうそろそろ秋へバトンタッチしましょう。
(花材)オーガスタ・蔓梅擬・ミニアンスリューム
(花器)深鉢
(花型)生花新風体
猛暑が続いた今年の夏も立秋が過ぎ、ほんの少しづつ秋を感じるようになりました。
仲直り調和の花言葉を持つ、はしばみを思い出して生けました。
仲直り、調和しながら、人生を楽しみたいと思います。
(花材)はしばみ・赤小菊
(花器)水盤
(花型)カニ留
「重陽の節句」
縁起の良い奇数の日が重なる、九月九日は、菊を用いて延寿祈願したことに始まり、江戸時代には五節句のひとつと定められました。五種の菊を重ね合わせて、香りと共に、いにしえの都へ誘います。
(花材)菊五種
(花器)鳥泥水盤
(花型)色彩盛花 直立型
庭にある老爺柿に実を見つけ、季節の先取りを感じました。そこに、オンシジューム・ネオレゲリア等を合わせて、梅雨に負けないさわやかな気分になってほしいと思い、生けてみました。
(花材)老爺柿(ロウヤガキ)・オンシジューム・ネオレゲリア・染めスモークグラス・キウイツル
(花器)ガラス花器
(花型)瓶花自由
唐松は、日本の針葉樹の中で唯一の落葉樹ですが、新芽が美しく吹き出し、和の品格を持つ花材です。
そこへトロピカルな雰囲のグズマニア等を出合わせて、対比の美しさを狙いました。夏の暑さを乗り切る力となれば幸いです。
(花材)唐松・グズマニア・オンシジュウム・リュウカデンドロン・ブラックリーフ
(花器)金彩ガラスベース
(花型)瓶花自由
六月に入り、毎日三十度近い日々が続いています。コロナも第五類に移行し、長良川の鵜飼もコロナ前の規模に戻ったと聞きました。
漆墨の闇の中、赤く燃える篝火のもとで繰り広げられる鵜飼に、一時の涼を求めて、舟で生けてみました。
(花材)銀香梅
(花器)舟
(花型)生花(舟・櫓の挿方)
深山南天は、みやまななかまどの通称で、紅熟した実が南天を思わせる所から、名付けられたものです。葉が細かく枝ぶりもやさしく涼やかで、初夏の雰囲気を感じ、透かしユリを添えていけてみました。
(花材)深山南天・透かしユリ・カーネーション・桔梗ラン
(花器)白釉花瓶
(花型)個性瓶花
黒松は枝振りを選ぶのが難しく、変化に乏しく、松の緑に代わって、多くの花材を使用しました。
松を用いる場合も、特別な改まった祝儀の席を除いて、立華の役枝として、一枚か二枚を効果的に枝振りを選び、重くならない様に立てあげました。
(花材)松・杜松・茶ぼひば・ひめまさき・五葉松・ハクチョウゲ・中輪菊・小菊・百合・シャラ
(花器)陶器
(花型)立華